こんにちは。「まるっと上大岡」の管理人Kazon(かぞん)です。コロナ流行真っ只中の2020年3月に男児が生まれ、おそるおそるの中で日々イクメンに徹しています。
生まれたばかりの新生児のお世話は毎日不安がいっぱいです。そんな中、鼻づまりで、ふんがふんがしていると見てるだけで苦しそうでかわいそう。
うーん、どうしたら良いのかと色々調べて辿りついたのが、「メルシーポット」という電動鼻水吸引器でした。
寝つきがよくなるので、育児にかかるストレス軽減に効果的。あと、よくよく調べてみると、中耳炎になるリスクも下げることができることがわかりました。
新生児から使えてしまう「メルシーポット」
1万円を超える高価なアイテムですが、費用対効果のほどはいかに?購入すべきかどうか、気になるところをお伝えしていきます!(21年10月1日追記:リニューアルでモデルチェンジしました。S503→S504)
楽天市場では緑色のカラーバージョンも購入可能です。
目次
「メルシーポット」は家庭でも使える電動鼻水吸引器 (医療機器です)
「メルシーポット」は、普通は耳鼻科や小児科にいかないとできない鼻水吸引を家庭でもできるようにした電動鼻水吸引器で、家庭用医療機器です。
医療機器メーカーであるシースター株式会社の「ベビースマイル」というブランドの製品です。
電動の鼻水吸引器で、鼻水を吸引することについて耳鼻科と小児科の先生も推奨していました。
こちらが公式ページですが、 わかりやすくするために引用しました。
風邪の悪化予防に役立ちます
乳幼児の風の主な症状は鼻汁と咳で、鼻水吸引のためだけに 病院を受診する方もいるほどです。
臨床研究を行なったところ、電動鼻水吸引器を使用した家庭での鼻水吸引で、風邪の処方薬(去痰剤、気管支拡張剤、抗ヒスタミン剤など)を減らせることがわかりました。風邪をひいても、軽症のまま症状を抑えることが見込めます。(小児科医師)
医師としても母としても推奨
鼻水にはウィルスがたくさん含まれているので、
吸引してあげることで病状の早期回復や予防になります。私自身も息子の鼻水を家庭で吸引しており、その効果を実感しています。耳鼻科医としても、母親としても家庭での鼻水吸引を推奨します。 (耳鼻科医)
メーカー公式出品ページ https://item.rakuten.co.jp/seastar/0000002336/
「早く買っておけばよかった」との声多し!育児の鉄板アイテム
鼻が詰まって苦しそうなときに使ってあげる。吸引の時には泣き叫ぶものの、終わるとそれまでの詰まりが取れたせいか、何事もなかったかのようにスッキリした顔をしちゃってる。
あと、中耳炎になるリスクが低くなれば、耳鼻科に通わざるを得なくなる可能性も低くなる。その分の手間と費用を考えると、すぐにペイできちゃうと思うんです。
ちなみに、画像ではアップできませんが、新生児とは思えないものすごい大人サイズの大きさの鼻○そが吸引できました。。。
その後はさっきの大泣きが嘘かのようにぐっすり眠った時は、心から買ってよかったぁ、と思いました。
少なくとも夜のお風呂後に1回やってあげるとぐっすり眠ってくれることが多い。
新生児だけでなく、3歳くらいの自分で鼻をかむことができる年齢まで使うことができる。
公式にも「家族で使える」とされているので、パパやママも使えて活躍の場が幅広いでしょう。
ちなみに花粉症の時期は鼻がぐちゃちゃになる私にとっても、重宝しています。
使い方が簡単で機能も◎
取り付けが簡単
部品数もそれほど多くないので、セッティングが簡単でした。
スイッチ一つで起動できる
電源にコンセントをさして、スイッチを押すだけでオンになってモーターが起動して使える状態になります。
「ベビちゃんクリップ」は吸引を瞬時でフルスロットルに引き上げる神機能
複数メーカーから電動の鼻水吸引器がでていますが、私がメルシーポットを選んだ理由が、この「ベビちゃんクリップ」でした。
ベビちゃんクリップはモーターの空気圧を溜めて、瞬間的に吸引力を最大限に引き上げ、シュルッと鼻水を吸い取る仕組みです。クリップを5秒間抑えた後に、開放するとスゴイ威力の吸引力が生まれます。
他のメーカーの製品はモーターの強弱で吸引力を調整しますが、メルシーポットは「ベビちゃんクリップ」によって調整できます。
これは使ってみないと分からない威力だと思います。 面白いほど鼻に詰まっていた鼻○ソがとれるので、子供には申し訳ないですけど、なかなか病みつきになる快感です。私は何気に毎晩お風呂を入れた後の楽しみになっちゃっています。
詳しい使い方はメーカーが公式で公開している動画がありました。
公式解説動画
製品比較をしてみる
ベビースマイルの「メルシーポット」以外にもベビー用品メーカー各社からも電動鼻水吸引器はリリースされています。価格と性能の比較をしてみました。
製品名 | メルシーポット | 電動鼻吸い器 | S303 |
ブランド | ベビースマイル | ピジョン | ベビースマイル |
タイプ | 据え置き型 | 据え置き型 | ハンディ型 |
吸引力 | 83kPa±20%(最高吸引圧) | 80kPa±15% | 60kPa±15% |
定価(税込) | 13,200円 | 12,100円 | 4,048円 |
重量(g) | 798 | 1,370 | 195 |
まず据え置き型の売れ筋トップ2の商品をあげてみました。
価格帯やパワーなども近いスペックを持っていますが、吸引力はメルシーポットが上回っていました。これは瞬間的に圧力をMAXに引き上げる「ベビちゃんクリップ」によるものと考えられます。
メルシーポットの場合、圧力調整は「ベビちゃんクリップ」でしかできないので(圧力を調整するツマミなどはないんです)、公式ページにあった「最高吸引圧」とは「ベビちゃんクリップ」使用時の吸引力だと考えられますね。
ハンディタイプ型については、使用経験がないので、ここからは感想となってしまいますが、メルシーポットの吸引力に大変満足しているので、このパワーと便利さを体験してしまうと、正直なところ、低いパワーのものは使う気にはなれません。。。据え置き型と違って場所を選ばないという利点は大きいですけれどね。
洗浄や消毒のお手入れも難しくない
水気を含み、しかも洗いにくいチューブもある、という聞くだけでメンテナスが面倒臭そうな感じですが、実際に使用してみて個人的には以下のような印象です。
シンプルな構造
本体と吸引ボトル、チューブで主に構成されている構造となっていますが、取り外し・取り付けが簡単なので、メンテナンスのしやすいです。
太いチューブ
チューブが太めなので、チューブ内側の洗浄がしやすく、清潔さがキープしやすい。細いチューブは、水が通りにくくて洗浄に不安が残ります。
洗浄・除菌方法
何も特別なことはなく、普段キッチンで使う中性洗剤で洗って、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤で除菌するだけで済みます。
欠点もあげると
レビュー記事なのであえて欠点を書くとすると、「収まりが悪い」ということですね。メーカーが独自に専用収納ケースやメンテナンスキットなどを販売してくれると安心なのですが、残念ながらそのようなものは用意されていません。なのでユーザーのみなさんは色々工夫しています。
あと内蔵電池ではないので、電源を取る場所が限られるというところがあります。
もう一つが「音がちょっと大きめ」ということでしょうか。ただこれは、メルシーポットに限らず、モーターを駆動させて吸引するので、どうしても避けられないところです。個人的には許容範囲だと思います。
それでもやっぱり手放せないアイテム
欠点を考慮しても、私のような子育て世帯にとって恩恵が大きすぎるマストアイテムであることには代わりありません。
・鼻詰まりが取れてぐっすり寝てくれるし、それに加えて夜の育児負担が大幅に軽くできる。
・鼻水吸引を行うことで、風邪と中耳炎の重症化を防ぐことができるので、通院負担が軽くできる。
これだけのメリットを理解してなかった時は、1万円を超える高価なものだったので、夫である私は妻の提案に対して反対をしてしまいましたが、理解した直後に速攻で購入しました笑
旦那さんを説得しなければならないママさんは、この記事に書かれていることを伝えていただければ、交渉しやくなるはずですので、是非ともお話してみてください。
ちなみに我が家では、商品が届いた日から連日稼働しています。
どうやって入手するのがベスト?
アカチャンホンポや西松屋などの販売店
店舗での購入のメリットは、分からないことをその場で色々聞くことができることです。また他の買い物とまとめてできる。アカチャンホンポや西松屋であれば、大手の安心感もあります。
ただ、価格はどの販売店で買ってもほぼ13,200円(税込)でしょう。
amazonや楽天などのネット通販
私はイトーヨーカドー横浜別所店のアカチャンホンポで定価購入しましたが、amazon、楽天でもメーカー自身が出品を行っているので、信頼度はリアル店舗と差はありません。きちんとメーカー保証もつくわけだし、ネットで買えばよかったなぁと少々後悔しています。。。
緑色のカラーバージョンはこちらからご覧ください。
絶対喜ばれる間違いのない出産祝いになる
自分で使用する用途以外に贈り物として非常に良いものだと思いました。
メルシーポットは、洋服などの身に着けるもの違って男の子、女の子区別なく送ることができるアイテム。
私も子供が生まれるまで、メルシーポットの有難さはわかりませんでしたが、いまでは重宝すぎて手放すことができません。
周りに子供が生まれた人がいたら絶対にメルシーポットを出産祝いとしてプレゼントするつもりです。 「心からあなたと生まれた赤ちゃんのことを考えて良いもの選んで贈った」というメッセージを伝えるのに、これ以上良いアイテムはないと思います。
なんと医療費控除もできる。挑戦してみよう
「医療費控除」って何?という方でも大丈夫。ここからは、医療費控除について、控除の受け方や計算方法も合わせて解説していきます。ちょっと面倒なところですが、とりあえずこれだけはやっておきたいことをお伝えするとしたら「絶対にレシートを捨てない」ことです。その他手続きは後からやっても問題ありません。ここから読むのを諦めた人もここだけはとりあえず押さえておいてください!
医療費控除って何?
まず、「医療費控除」について整理しておきましょう。年間の医療費が10万円を超えた分の金額の一部を控除することができる仕組みです(一人ではなく家族での合計で申請可能なのが大事なポイントです)。確定申告が必要になりちょっと面倒ですが、還付を受けることができます。
歯医者のインプラントを行った、突然の怪我で入院をした、高額な薬を使った、(女性の場合は) 妊娠や出産、など年間の医療費が10万円以上かかりそうな見込みがある時には是非とも申請の手順は押さえておきたいところです。
メルシーポットは医療費控除の対象です
最初から結論をいってしまうと、メルシーポットは医療費に含めることができるので、控除の対象となります。
国税庁のホームページにはこのように書かれています。
(参考:http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1122.htm)
No.1122 医療費控除の対象となる医療費
[平成 28 年 4 月 1 日現在法令等]
次のような費用で、医師等による診療、治療、 施術又は分べんの介助を受けるために直接必要なもの
(1) 医師等による診療等を受けるための通院費、医師等の送迎費、 入院の際の部屋代や食事代の費用、コルセットなどの医療用器具等の購入代やその賃借料で通常必要なもの
つまり、「医療用器具」は医療費控除の対象になるということです。そしてメルシーポットもこの「医療用器具」にカテゴライズされます。また、 吸引チューブやノズルなどの部品も同様に医療費控除の金額に含めることができます。
あと、幸いなことに医師の指示による購入でなくても医療費に含めることができますので、Amazonや楽天等のネットショップで購入した場合でも医療費控除として申請することができます。病院やクリニックでの手続きや書類が必要ないのはとても助かります。
ただし、領収書もしくはレシートを自宅で5年間保管しておく必要がある点に注意してください。
控除できる医療費の金額はこうやって決まる
先ほども触れたとおり、自分やと家族の医療費の年間合計(1-12月)がの10万円(所得金額が200万円未満の人は所得金額の5%)を超えた金額の一部をその年の所得額から控除できる、というものでした。
残念ですが超えた分が全て控除されるわけではなく、計算方法があります。医療費控額で戻る金額は、超えた金額に所得税率をかけた金額です。以下は所得別の所得税率の表になります。
195 万円以下 | 5% |
330 万円以下 | 10% |
695 万円以下 | 20% |
900 万円以下 | 23% |
1,800 万円以下 | 33% |
4.000 万円以下 | 40% |
4,000 万円超 | 45% |
さらに、住民税率をかけた金額も還付となります。
なので、超えた金額に所得税率と住民税率をかけたそれぞれかけた金額が還付額合計となるのです。
医療費控除の申請はこうやる
ここからは具体的な医療費控除の受け方について解説していきます。面倒ですが、大事なことですので、ここだけしっかりと以下の手順で確定申告を進めていってください。
1.医療費控除の申請に必要なものを準備しましょう
- 医療費控除の明細書(こちらのフォーマット印刷してください)
- 確定申告書(こちらのページから作成して印刷してください)
- 領収書・レシート
- 給与所得の源泉徴収票(会社員の場合)
3.「医療費控除の明細書」に必要なことを記入しましょう
医療費控除の明細書の記入例を以下のように掲載しました。参考にしてください。
(1)医療を受けた方の氏名 ;実際に使った人(子供など)の名前を記入します
(2)病院・薬局などの支払先の名称 ;購入先のお店の名前を記入します
(3)医療費の区分 ;①診療・治療、②介護保険サービス、③医薬品購入、④その他の医療費、とありますが、「その他医療費」にチェックしましょう。
(4)支払った医療費の額 ;買った金額(税込)を記入してください。
(5)のうち生命保険や社会保険などで補填される金額;空欄にしておいてください
4.確定申告書に記入しましょう
医療費控除の欄に控除額を転記します。
5.これで準備完了。税務署に書類を提出しましょう
書類は郵送か税務署に行って提出することができます。インターネットを利用して「e-Taxオンライン」でというものを使うという方法もありますが、必要手続きがまた発生するのでここでは割愛します。
注意点は医療費の控除は確定申告が必要だということ。年末調整ではできません。面倒ですが、医療費が大きくなる年には是非やってみてください。
もし忘れてしまっても大丈夫!5年間は医療費控除の対象に
確定申告は次の年の3月15日くらいが期限です。申請が漏れてしまった場合でも5年以内であれば、領収書があれば確定申告が可能です。絶対になくさないようにしましょう。
まとめ
・鼻水吸引は「寝つきが良くなる」、「通院を減らせる」メリットがあるので、育児ストレスが軽減
・メルシーポットは1万円以上する高価なアイテムだけど、風邪のケアや中耳炎などで通院することを考慮するとペイできる
・吸引器としての性能を求めるならハンディ型よりも据え置き型
・購入は店舗でもネット購入でも可能。amazon、楽天はメーカー自ら出品しているので安心して購入できる
・贈り物としても気持ちが伝えられる製品
・医療費控除の対象になる。絶対レシートは無くさないようにする。
緑色のカラーバージョンはこちらからご覧ください。