シャルールからYAWARAへ〜どんなパン屋さんに変わった？〜

大久保にあったシャールールという名前のお店が2020年6月20日に”YAWARA”に変わりました。

実はお店の名前は変わりましたが、オーナーさんは変わっていません。なぜお店の名前が変わったのか？

今回オーナーである中道さんご夫婦にお話を伺うことができましたので、YAWARAがどんなパン屋さんなのかご紹介していきます。

1 “YAWARA”で健康志向のヘルシーパン打ち出す
2 課題は作り手とお客さんのギャップ
3 “シャルール時代”からの一押し商品
4 「パン屋さんとは？」を聞いてみました
5 新しい取り組みについて
6 お店の基本情報

“YAWARA”で健康志向のヘルシーパン打ち出す

「健康志向の世の中のトレンドにパン業界もついていかなければならない」

そのように考えて、商品ラインナップを大幅に変えてヘルシーパンへと切替え、お店の名前も変更。名前は柔軟に対応していかないといけないという想いから、「YAWARA=柔」とされたそうです。

気になる”ヘルシーパン”ですが、いったいどのようなパンなのでしょうか？

聞いてみるとこれでパンが作れるのか？というものばかりで驚きました。

「砂糖、マーガリン、卵、バターを使わない」

「マーガリン・バターの代わりに紅花油を使う」

「砂糖の代わりにぶどうやりんごなどの100%果汁を使う」

これを読んだだけでも体に良さそうな感じがします。さらに全粒粉や100%国産小麦などを取り入れた新製品にも取り組まれているとのこと。

課題は作り手とお客さんのギャップ

パン屋さんに限らず、物づくり全般にも当てはまることだと思いますが、「お店で売り出したいものとお客さんが欲しいもののギャップ」にはYAWARAさんも直面しているようです。

ヘルシーパン路線へ大きく舵を切るために、従来人気のあった甘いパンも一度やめたことで、お客さんから「以前のパンが食べたい」という声が出てきました。

小さな子供が食べたいパンがなくなってしまう。やはりファミリー層も意識したい。

ということで、ヘルシーパンは全体の3割くらいに抑えてシャルール時代から人気のあったパンもやはり置いていこう、ということにされたとのことです。

“シャルール時代”からの一押し商品

“ヘルシーパン路線”に一度舵を切りながらも、シャルールからの商品も打ち出していくことにしたYAWARAさんですが、ここで人気のラインナップをご紹介します。

クリームパン

きっとだれもが馴染みのある、あのグローブ形で期待を裏切らない+想像以上に満足が高いクリームパンです。当初から作り方を変えておらず、根強い人気のある商品で、お店の代表商品と言ってもよいくらいです。

味噌ぱん

「味噌ぱん」というシンプルな名前のパンですが、これは、群馬県人のソウルフード「焼きまんじゅう」に使う味噌ダレがソフトフランスのパンに挟まれています。群馬から焼きまんじゅうの味噌ダレを取り寄せているそうです。横浜で焼きまんじゅうを無性に食べたくなったら、群馬県人はここのみそぱんを。そうでない方も、甘じょっぱいダレはきっと誰もが好きな味なので、是非ともお試しください。